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あわら温泉の特徴と魅力|加賀温泉郷・和倉温泉・宇奈月温泉との違いを比較【2026年】

文:あわら温泉 宿えらびナビ編集部公開日:温泉地の基本

あわら温泉(福井県あわら市)の特徴は、74本の源泉を共同管理せず、各宿がそれぞれ源泉を持っていることです。そのため同じ温泉街でも、宿ごとに湯の成分が少しずつ異なります。北陸新幹線の芦原温泉駅から温泉街までは、バスやタクシーで約15分です。

この記事の情報は2026年10月24日に、芦原温泉旅館協同組合、あわら市観光協会、山代温泉観光協会、山中温泉観光協会、和倉温泉観光協会、宇奈月温泉旅館協同組合、鉄道・運輸機構などの公式サイトで確認しました。あわら温泉の宿を同じ基準で比べたい人は、あわら温泉の旅館・ホテル比較ランキングをご覧ください。

あわら温泉の特徴は?

あわら温泉の特徴は、各宿が自分の源泉を持つこと、明治16年に田んぼの井戸から湧いた比較的新しい温泉地であること、北陸新幹線の駅から近いことです。温泉街には無料の足湯があり、東尋坊や吉崎御坊などの観光地も周辺にあります。

74本の源泉を各宿が持ち、宿ごとに湯が違う

芦原温泉旅館協同組合によると、あわら温泉の源泉は74本です。お湯の共同管理をせず、各施設が何本かの温泉の井戸を持っています。

そのため、施設ごとに温泉の成分が微妙に異なると紹介されています。泉質は「中性~微アルカリ性の含塩化土類食塩泉」で、泉温は33.5~77.5℃です。宿ごとの泉質は あわら温泉の泉質と源泉 にまとめています。

明治16年、水田の井戸から湧いた温泉

芦原温泉旅館協同組合によると、あわら温泉の始まりは明治16年です。農民が灌漑用の水を求めて水田に井戸を掘ったところ、約80度の塩味の温泉が湧き出たと紹介されています。

翌明治17年には温泉宿が開業し、鉄道の開通をきっかけに温泉街として発展しました。多くの文人墨客に愛され「関西の奥座敷」と呼ばれるまでになったと、同組合は紹介しています。くわしい歩みは あわら温泉の歴史 で扱います。

北陸新幹線の芦原温泉駅から温泉街まで約15分

北陸新幹線の金沢・敦賀間は2024年3月16日に開業し、芦原温泉駅に新幹線が止まります。芦原温泉旅館協同組合は、芦原温泉駅から温泉街まで路線バス(京福バス)、タクシー、宿の送迎バスで約15分と案内しています。

あわら市観光協会は、タクシーかバスで約10分と案内しています。えちぜん鉄道の「あわら湯のまち駅」からは、旅館は徒歩圏内またはタクシーで5分圏内です。乗り換えは 芦原温泉駅からあわら温泉街への行き方 にまとめています。

温泉街に無料の足湯「芦湯」や屋台村がある

あわら市観光協会によると、温泉街の中心の「あわら温泉湯のまち広場」に足湯「芦湯」があります。料金は無料で、泉質の異なる2種類の源泉を源泉かけ流しで使い、5つの浴槽があります。

同じ広場には、約10軒の店が並ぶ屋台村「湯けむり横丁」があります。日帰り温泉施設「セントピアあわら」もあります。施設の詳細は あわら温泉の泉質と源泉、街の楽しみ方は あわら温泉街の楽しみ方とイベント で紹介しています。

東尋坊・吉崎御坊・北潟湖が周辺にある

あわら市観光協会は、周辺の観光地として次の場所を紹介しています。

  • 東尋坊(坂井市):約1kmにおよぶ柱状節理(岩が柱のように割れた地形)で、国の天然記念物。芦原温泉駅から京福バスで約45分
  • 吉崎御坊跡(あわら市):蓮如上人が北陸での布教の拠点とした国指定史跡。芦原温泉駅から車で15分
  • 北潟湖(あわら市):福井県の北端にある汽水湖(海水と淡水がまじる湖)で、環境省の重要湿地500に選ばれている

芦原温泉旅館協同組合は、温泉街の北は丘陵地帯、南は水田地帯が広がると紹介しています。

北陸の温泉地との比較表

北陸には、あわら温泉のほかに加賀温泉郷、和倉温泉、宇奈月温泉などの温泉地があります。各温泉地の公式サイトの記載を、同じ項目で並べました。

加賀温泉郷は、観光協会の公式サイトで開湯・泉質・交通を確かめられた山代温泉と山中温泉を代表にしました。公式サイトで確かめられなかった項目は「公式情報で確認できず」としています。

項目

あわら温泉

山代温泉(加賀温泉郷)

山中温泉(加賀温泉郷)

和倉温泉

宇奈月温泉

所在地

福井県あわら市

石川県加賀市

石川県加賀市

石川県七尾市

富山県黒部市

開湯

明治16年(水田の井戸から湧出)

神亀2年(725年)、行基が発見したとされる

約1300年前、行基が発見したと伝えられる

大同年間(806〜810年)ごろ

1923(大正12)年

源泉の管理

源泉74本。共同管理せず各施設が井戸を持つ

公式情報で確認できず

公式情報で確認できず

和倉温泉合資会社から各旅館が配湯を受ける

黒部川上流の黒薙温泉から引湯

代表的な泉質

中性~微アルカリ性の含塩化土類食塩泉

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉など3つの泉質

単純温泉

ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

弱アルカリ性の単純温泉

泉温

33.5~77.5℃

公式情報で確認できず(高温泉と表記)

45.2度

82.7℃(約80度)

約90度

最寄りの新幹線駅と温泉街までの交通

芦原温泉駅からバス・タクシー・送迎で約15分

加賀温泉駅(所要時間は公式情報で確認できず)

加賀温泉駅から路線バス30分、タクシー20分

新幹線駅なし。金沢駅から特急「能登かがり火」で和倉温泉駅まで約1時間

黒部宇奈月温泉駅から地鉄電車で25分

温泉街の立地・雰囲気

北は丘陵、南は水田。足湯「芦湯」や屋台村

総湯を中心に宿が並ぶ「湯の曲輪」

大聖寺川沿いの渓谷。鶴仙渓遊歩道

七尾湾を望む「海の温泉」

黒部峡谷の玄関口

共同浴場・日帰り温泉施設

日帰り温泉施設「セントピアあわら」

総湯・古総湯

総湯・菊の湯

和倉温泉総湯

宇奈月温泉総湯

近くの観光地

東尋坊、吉崎御坊跡、北潟湖

薬王院温泉寺、古総湯

鶴仙渓

能登島ガラス美術館、七尾美術館

黒部峡谷トロッコ電車

温泉地ごとの違いは?

5つの温泉地は、源泉の持ち方、泉質、立地がそれぞれ違います。あわら温泉は各宿が源泉を持つ点、和倉温泉は1社から配湯を受ける点、宇奈月温泉は離れた源泉から引湯する点が、公式サイトで確かめられた違いです。

あわら温泉(福井県あわら市)

明治16年に水田の井戸から湧いた温泉地です。源泉74本を各施設が持ち、施設ごとに成分が微妙に異なると芦原温泉旅館協同組合は紹介しています。

北陸新幹線の芦原温泉駅から温泉街まで約15分です。周辺には東尋坊、吉崎御坊跡、北潟湖があります。

山代温泉(石川県加賀市・加賀温泉郷)

山代温泉観光協会によると、神亀2年(725年)に行基が、傷を癒すカラスを見つけたのが始まりとされています。同じ地に微妙に違う3つの泉質があると紹介しています。

共同浴場の「総湯」と、明治時代の総湯を復元した「古総湯」があります。総湯は加水なしの源泉100%の共同浴場です。総湯を中心とした街並みを「湯の曲輪(ゆのがわ)」と呼びます。北陸新幹線の加賀温泉駅までは、金沢から最速16分です。

山中温泉(石川県加賀市・加賀温泉郷)

山中温泉観光協会によると、約1300年前に奈良時代の高僧・行基が発見したと伝えられています。松尾芭蕉が元禄2年に訪れ、句を詠んだことでも知られます。

泉質は単純温泉で、45.2度です。大聖寺川沿いに鶴仙渓遊歩道が整備され、総湯「菊の湯」があります。加賀温泉駅から路線バスで30分、タクシーで20分です。

和倉温泉(石川県七尾市)

和倉温泉観光協会によると、開湯は大同年間(806〜810年)ごろです。傷ついたシラサギが身を癒しているのを漁師夫婦が見つけたのが、海での温泉発見の始まりとされています。

泉温は82.7℃で、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。和倉温泉合資会社から各旅館が配湯を受けています。新幹線の駅はなく、金沢駅から特急「能登かがり火」で和倉温泉駅まで約1時間です。

公式サイトでは2024年1月1日の能登半島地震にふれ、旅館一覧には休業中や仮営業の表示がある宿もあります。最新の営業状況は和倉温泉観光協会の公式サイトで確認してください。

宇奈月温泉(富山県黒部市)

宇奈月温泉旅館協同組合によると、黒部川上流の黒薙温泉から引湯して、1923(大正12)年に開湯しました。無色透明の弱アルカリ性単純温泉で、源泉温度は約90度です。

黒部峡谷の玄関口にあり、黒部峡谷トロッコ電車が走ります。黒部宇奈月温泉駅から地鉄電車で25分です。2026年10月24日時点で、黒部峡谷鉄道は欅平駅周辺で復旧工事を行っていると案内しています。運行区間は黒部峡谷鉄道の公式サイトで確認してください。

あわら温泉が合う旅・ほかの温泉地も比べたい旅は?

あわら温泉は、宿ごとに違う源泉の湯を選びたい旅や、東尋坊・吉崎御坊を回る旅に合います。渓谷や海、峡谷の景色を目当てにする旅なら、ほかの温泉地も比べる価値があります。

あわら温泉が合う旅の条件は次のとおりです。

  • 宿ごとに違う湯を選びたい:各施設が源泉を持ち、成分が微妙に異なると紹介されている
  • 東尋坊や吉崎御坊跡を回りたい:芦原温泉駅から東尋坊へは京福バスで約45分
  • 新幹線の駅から近い宿に泊まりたい:芦原温泉駅から温泉街まで約15分
  • 宿に泊まらず湯を楽しみたい:無料の足湯「芦湯」と日帰り温泉施設がある

ほかの温泉地も比べたい旅の条件は次のとおりです。

  • 総湯を中心にした古い街並みを歩きたい:山代温泉の「湯の曲輪」
  • 渓谷沿いを散策したい:山中温泉の鶴仙渓遊歩道
  • 海の温泉に泊まりたい:和倉温泉(七尾湾を望む「海の温泉」)
  • 峡谷の景色やトロッコ電車を楽しみたい:宇奈月温泉(黒部峡谷)

よくある質問

あわら温泉の特徴は何ですか?

74本の源泉を共同管理せず、各宿が源泉を持つことです。芦原温泉旅館協同組合は、そのため宿ごとに温泉の成分が微妙に異なると紹介しています。

あわら温泉と加賀温泉はどちらが近いですか?

出発地によって変わります。北陸新幹線の駅は金沢側から小松、加賀温泉、芦原温泉の順に並ぶため、東京・金沢方面からは加賀温泉駅が先、大阪・名古屋方面から敦賀で乗り換える場合は芦原温泉駅が先です。

東京駅からの最速の所要時間は、山代温泉観光協会の案内で加賀温泉駅まで2時間43分、芦原温泉旅館協同組合の案内で芦原温泉駅まで2時間51分です。

あわら温泉の泉質は?

中性~微アルカリ性の含塩化土類食塩泉で、泉温は33.5~77.5℃です。宿ごとの泉質は あわら温泉の泉質と源泉 で確認できます。

あわら温泉は何県にありますか?

福井県あわら市にあります。福井県の北部に位置し、石川県の加賀温泉郷とは北陸新幹線で隣どうしの駅です。

あわら温泉は日帰りでも楽しめますか?

楽しめます。温泉街には無料の足湯「芦湯」と日帰り温泉施設「セントピアあわら」があり、日帰り入浴ができる宿は 日帰り入浴ができる宿 にまとめています。

まとめ

  • あわら温泉は源泉74本を各宿が持ち、宿ごとに湯の成分が微妙に異なる
  • 明治16年に水田の井戸から湧いた温泉地で、北陸新幹線の芦原温泉駅から温泉街まで約15分
  • 山代温泉・山中温泉は行基の開湯伝承と総湯、和倉温泉は海の温泉、宇奈月温泉は黒薙温泉からの引湯が特徴
  • 周辺の東尋坊・吉崎御坊跡・北潟湖を回る旅に向いている

源泉と宿ごとの泉質は あわら温泉の泉質と源泉、駅からの乗り換えは 芦原温泉駅からあわら温泉街への行き方、温泉地の歩みは あわら温泉の歴史、宿ごとの数字は あわら温泉の宿26軒をデータで見る で紹介しています。宿を同じ基準で比べたい人は、あわら温泉の旅館・ホテル比較ランキングをご覧ください。

出典